FileMaker 15 の導入決定

今勤めている会社で、FileMaker 15を導入して、現在の基幹システムにデータを流し込むインターフェイスを作成することになった。

現在、基幹システムでは、対応できない補助的な個別のシステムをFileMaker 11で作成して使っている。もうかれこれ5年ほどたつだろうか。最初は、素人が作りましたといった感じのシステムであったが、最近つくるシステムは、自分でもまあまあ中級レベルのものだという手ごたえがある。ただそのシステムは、「手書き+FAX」を、「FileMaker+メール」に変更しただけのものが多い。これまで各個人が補完していたすべてのデータがサーバーに保管され、誰でもほかの人のデータを検索、閲覧することができるようになった。ぺーバーレスにもかなり貢献していると思う。

FileMakerを使いだした最初のころは、カンファレンスで紹介されるシステムのような洗練されたシステムを作りたくていろいろな本も読んだし、セミナーにも参加した。しかしなかなかそんなシステムを作る用途が会社にはない。ふと気が付くと私が勤める会社には、そんな必要性がないことに気づいた。カンファレンスで紹介されるようなシステムを作るのは、かなり限られたケースであり、私が勤めているような一般の会社には、iPadやiPhoneを活用してスマートなシステムを作る必要性はないのである。

しかし、別の意味で目からうろこが落ちたのは、iPadやiPhoneを使わなくてもFileMakerServerとProを使って簡単にサーバー・クライアント環境が作れること自体に意味があることに気が付いたからである。結構簡単に作れてしまうので、その重要性を見過ごしがちである。東京・大阪に営業所があるが、これまでであれば、東京の書類を大阪で閲覧することなど全く不可能であった。それどころか、隣の事務員の書類を閲覧することすら、できなかったのだが、今は、どこからでも会社の全ての人の書類を閲覧できる。家に帰って、夜や休みの日でも東京だろうが、大阪だろうが閲覧可能なのである。

これだけのことができるだけでもすごいといってよいと思う。そしてそんなシステムを半素人が一人で作れるのである。ただ、そんなに簡単ではないが。

先週WindowsServerを発注した。もうすぐ入荷するので、現在WindowsServer2012R2とFileMakerServerの設定方法を勉強中である。これから、行う作業を自分の記録として、皆さんへの情報提供として記録していこうと思う。参考にしていただければ、幸いである。

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